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医療保険の選び方!自分に合った保障内容や特約をおさえよう |医療保険ならチューリッヒ生命

掲載日:2020/10/01   更新日:2021/10/04

医療保険のご案内イメージ図

これから医療保険を選ぼうかなと思ったとき、色々な保険商品や保障内容があり戸惑ってしまう方もいるのではないでしょうか。自分にぴったりな保険を見つけるために知っておきたい、医療保険選びのポイントについて解説します。

医療保険の契約内容の選び方

まずは医療保険の基本的な保障内容を確認しておきましょう。医療保険といえば「病気やケガのときの備え」ですよね。

ほとんどの医療保険では、主に病気やケガをしたときの「入院」と「手術」にかかる費用を保障してくれます。いくら受取る設定にするのかは自分で選ぶ必要があり、入院した場合に1日あたり5,000円~10,000円などで給付金を設定できます。

基本的に医療保険は受取れる給付金額を高く設定するほど毎月支払う保険料も高くなります。今まで入院経験がない方であれば、いくらで設定すればいいのか迷ってしまうかもしれません。まずは一般的な入院にかかる平均の費用をみてみましょう。

入院したらいくら必要になる?

病気やケガで病院にかかった際に、病院の窓口で健康保険証を出せば所得や年齢に応じて1割~3割の自己負担で治療を受けられますが、さらに「高額療養費制度」というものがあることをご存じでしょうか。

医療費の自己負担額が大きくなりすぎないように、1ヶ月に負担する医療費の上限額が決まっていて、超えた分は払い戻しが受けられるという制度です。
この上限額は所得や年齢によりますが、例えば69歳以下の方の場合は以下の上限額になります。

図表1.69歳以下の方の上限額
適用区分 ひと月の上限額(世帯ごと)

年収約1,160万円〜

健保:標報83万円以上
国保:旧ただし書き所得901万円超

252,600円+(医療費-842,000)×1%

年収約770〜1,160万円

健保:標報53万〜79万円
国保:旧ただし書き所得600万〜901万円

167,400円+(医療費-558,000)×1%

年収約370〜770万円

健保:標報28万〜50万円
国保:旧ただし書き所得210万〜600万円

80,100円+(医療費-267,000)×1%

〜年収約370万円

健保:標報26万円以下
国保:旧ただし書き所得210万以下

57,600円

住民税非課税者

35,400円

図表1 厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」より引用

これは国の基準ですが、会社員の方などは会社で加入している健康保険でさらに上限が低く負担が少なくて済むようになっている場合もあります。

入院時には治療費だけでなく食事代、差額ベッド代、交通費、衣服や日用品費などさまざまなお金がかかります。生命保険文化センターの調査では、1日あたりの平均自己負担額は最も多い回答が「1万円~1万5,000円」で、平均は「2万3,300円」となっています。(図表2)

直近の入院時の1日あたり自己負担費用のグラフ 図表2 生命保険文化センター「生活保障に関する調査」2019年度より作成

ちなみに厚生労働省「2017年患者調査」によると平均入院日数は29.3日です。つまり、1日あたり約2万円の費用がかかるとして、30日入院した場合はおおよそ60万円の費用がかかるといえそうです。

これらの情報を踏まえたうえで、医療保険の保障内容を決めていきましょう。

入院給付日額

入院したときに1日あたりいくら受取れるのかが「入院給付日額」です。日額5,000円~1万円で設定される方が多いです。

先述の自己負担金額を貯蓄でまかなえる方や、会社の健康保険が手厚くて医療費の自己負担が少なくて済む方なら、入院給付日額の設定は最小限でよいでしょう。
逆に自営業など会社の保障がない方であれば、手厚く設定しておいた方が安心です。

支払い限度日数

入院給付日額の受取りについて、1回の入院日数の上限が決まっています。
一般的に1入院30日、60日、120日までなど最大日数が決まっていて、保険会社や保障プランによって異なります。

こちらも入院給付日額と同様、上限が大きいほど保険料も高くなります。
先述のとおり平均の入院日数は29.3日ですが、統計をよく見ると70%近くが14日以内に退院しています。
一方で高齢になるほど入院日数は長期化するほか、若年でも精神系の疾患などの場合も入院が長期化する傾向がありますので、自身の備えておきたい目的に応じて限度日数を選ぶようにしましょう。

また、日帰りの入院でも保障されるかも合わせて確認しておきたいポイントです。
保険商品によっては「21日目からの入院が対象」というものもあれば「6日目から」など、短い入院は保障されないものもあります。近年は日帰り入院から保障される医療保険が主流になっていますので、加入を検討している医療保険があれば、日帰り入院でも保障の対象となるかを確認しておきましょう。

手術給付金

医療保険では入院だけでなく、手術をしたときも給付金が受取れます。手術給付金額は1回あたり5万円から20万円の間で設定されていることが多いです。

手術給付金で確認しておきたいポイントは以下になります。

手術給付金額

基本的に手術給付金額も入院給付日額と同様に自分で金額を設定することができますが、商品によっては「1回あたりの手術給付金=入院給付日額×10倍」といったように入院給付日額によって予め手術給付金額が設定されていることがあります。

入院中の手術/外来で受けた手術

入院中に受けた手術か、外来で受けた手術かによって給付金額が異なる場合があります。
保険会社によって、「入院中なら20万円、外来なら5万円」というものもあれば「入院中なら10万円、外来なら5万円」「入院中も外来も同額」というものなどさまざまなパターンがあります。
受取れる金額は多いほうがうれしいですが、その分保険料も高くなりがちなのでバランスを見て選択したいところです。

保障される手術の種類

手術給付金が受取れる対象となる手術は商品によって異なります。加入後に保障の対象外だったとがっかりしてしまわないように、加入前に約款などで対象となる手術を確認しておきましょう。

保険料の支払い方法・保険期間の選び方

「どんなときにいくら受取れるのか」だけでなく、「いつまで保障を備えるのか、いつまで保険料を払い続けるのか」も保険選びで欠かさずチェックしておきたいポイントです。

どんな選択をしたかで毎月の保険料も変わってきますし、年齢を重ねて加入年数が長くなってきたときにかなり大きな違いが出てきますので、最初の契約時によく考えて選びましょう。

それでは、どんな方法があって、それぞれどんなメリット・デメリットがあるのか、どうやって選べばいいのかを解説していきます。

定期タイプと終身タイプ

「定期」と「終身」という言葉はなんとなく聞いたことがあるという方もいるかもしれません。

保障される期間が「10年など期間の定めがあるものが定期タイプ、亡くなるまで一生涯保障が続くものを終身タイプといいます。

医療保険にも「定期タイプの医療保険」と「終身タイプの医療保険」の2パターンありますので、どちらかを選ぶ必要があります。

定期タイプの医療保険の特徴

定期タイプの医療保険は、「5年」もしくは「10年」と決まった期間を保障する保険です。期間が終わっても解約の手続きをしなければ自動更新されますが、更新時の年齢で保険料が再計算されるため、更新するごとにどんどん保険料が高くなっていきます。
また、一生涯加入し続けられるわけではなく、80歳など一定の年齢まで達すると更新できなくなります。

定期タイプの医療保険のメリット

年齢が若いうちは終身タイプより保険料が安いというメリットがあります。保険にあまりお金をかけたくない方や、子どもが独立するまで、ある程度貯蓄ができるまでなど、必要な時期だけ保障を備えたい方に向いています。

定期タイプの医療保険のデメリット

定期タイプの医療保険はその名の通り「定期」の保険のため、一生涯の保障ではありません。
保険を継続したい場合は更新が必要となり、その度に保険料が上がっていきます。また、特に保険が必要となる高齢の時期に保障が無くなってしまうので、一生涯の保障を備えたい方には向いていません。

終身タイプの医療保険の特徴

終身タイプの医療保険はその名のとおり「身が終わるまで」つまり保障が一生涯続く医療保険です。定期型の医療保険のように更新がないため、加入時の保険料がそのまま一生涯変わらいない特徴があります。

終身タイプの医療保険のメリット

一生涯保険料が変わることなく、一生涯の保障を備えられるメリットがあります。
年齢が若いうちは定期タイプより保険料が高い場合がありますが、長い期間で見れば更新のたびに保険料が上がる定期タイプより保険料の支払い総額が安くなることもあります。
最近は多くの保険会社で終身タイプの医療保険を取り扱っていますので、自分に合った医療保険を選べるというのもメリットです。

終身タイプの医療保険のデメリット

健康リスクの少ない若い年齢の場合、定期タイプの医療保険と比べて保険料が高いデメリットがあります。また、途中で医療の進歩や新しい医療保険の登場など環境の変化が起きたときに、解約したり別の医療保険に切り替えたり見直したくなっても、これまで割高な保険料を支払ってきた分、少し損に感じてしまうかもしれません。

定期タイプと終身タイプのメリット&デメリット
定期タイプ 終身タイプ
メリット ・柔軟性が高い
・若いうちは保険料が割安
・ずっと同じ保険料
・一生涯保障が続く
デメリット ・加入年数が長くなるほど
保険料が高くなる
・人生の後半には保障がなくなる
・柔軟性が低い
・若いうちは保険料が割高

定期タイプと終身タイプ、どっちを選ぶべき?

自分にとって医療保険が必要なのは一時期だけなのか、一生涯なのかよく考えてみましょう。

いずれは貯蓄ができて医療保険がなくてもまかなえるようになったら解約しようと思っているなら定期タイプが好都合でしょうし、高齢になっても保障が無くならないよう一生涯の保障を備えたいなら終身タイプが向いています。

保険料を比べたいのであれば、保険会社によってはホームページで自分の年齢や希望を入力すれば簡単に保険料見積もりができるところもありますので、定期タイプの場合と終身タイプの場合の保険料を1度比べてみてもいいかもしれません。

短期払と終身払

さらに考えておきたいのが、保険料の払込み期間です。保険料を支払う期間が一定期間までに区切られているタイプを「短期払」、一生涯払い続けるタイプを「終身払」といいます。

先述の定期タイプと終身タイプは保障が受けられる保険期間を指していますが、こちらは保険料を払う期間を指しています。保険では保険期間と保険料の払込期間を選ぶ必要がありますので、間違えないように覚えておきましょう。

短期払の特徴

保険料を支払い続ける期間を「10年」「60歳まで」「75歳まで」など、保険に入るときに自分で設定した期間で区切られています。なかには、加入時に全期間の保険料を一括で支払える保険会社もあります。終身タイプの医療保険で短期払を選択した場合、保険料の支払いが終わった以降は保険料の支払いがなく一生涯の保障を備えることができます。

短期払のメリット

「60歳まで」など働いて収入があるうちに保険料の払込みを終わらせられるので、定年後も安心して一生涯の保障を備えることができます。

短期払のデメリット

払込む期間が短いほど保険料は高くなりますので、支払っている間の保険料負担が大きくなってしまいます。万一保険料の支払いが続けられなくなった場合は失効になってしまいますので、払い続けられる保険料かどうか加入時に判断する必要があります。

終身払の特徴

払込期間の区切りがなく、生きている限りずっと保険料の支払いが発生します。短期払より長い期間支払っていくことが想定されているため、1回あたりの保険料は抑えられます。

終身払のメリット

終身払は一生涯保険料を払い続ける分、短期で払込みを終わらせる短期払いよりも月々の保険料が安いです。払込み期間を気にしなくていいので、途中で見直したくなったときには短期払よりも見直ししやすいでしょう。
できるだけ保険料の負担を抑えたい方や、将来見直しを考えている方であれば終身払が向いているといえます。

終身払のデメリット

終身払はその名のとおり一生涯保険料を払い続ける必要があります。定年などで収入が少なくなった時期でも保険料の支払いが続きますので、保険料が負担になってしまうかもしれません。

短期払と終身払のメリット&デメリット
短期払 終身払
メリット 将来支払わなくて良い時期が来る 1回あたりの支払保険料が安い
デメリット 1回あたりの支払保険料が高い 一生涯払い続けることになる

短期払と終身払、どっちを選ぶべき?

短期間で払込を終わらせられる代わりに保険料が高い「短期払」。一生涯保険料を払い続ける代わりに月々の保険料が安い「終身払」。どちらの方がお得かは一概には言えませんので、加入前に自分の将来のライフプランを想定して選ぶ必要があります。

老後に収入が減って保険料を支払えなくなるのが心配という方は短期払、定年がなく老後も働き続けられる自営業の方や、年金や退職金がある程度もらえる方など70代・80代になっても一定の保険料を支払っていける見込みがある方は終身払を選択されることが多いです。

医療保険の特約の選び方

医療保険では基本の入院と手術の保障以外にも、特約として色々な保障を付加することができます。同じような特約でも、保険会社ごとに保険料や保障内容が少し違ってきますので、比べてチェックしておきたいところです。

先進医療特約

先進医療とは、高度な医療技術を使った治療で国が健康保険を適用するかどうか検討している最中のものを指します。つまり、先進医療には健康保険の適用がないためその技術料は全額自己負担になります。

厚生労働省の公表によると2019年度に先進医療を受けた患者数は約3万9,000人、その費用の総額は約300億円、つまり、1人あたり75万円近い負担をしているということになります。
なお、先進医療を受けた患者数のうち9割近くを占めていた白内障の治療である「多焦点眼内レンズを用いた水晶体再建術」は2020年4月から先進医療の対象外になっています。

今のところ先進医療を受ける確率はかなり低いと言えますが、もし先進医療を受けることになった場合には健康保険の適用外のため高額な治療費がかかることになります。医療保険の先進医療特約は、先進医療にかかる技術料を通算2,000万円まで保障する内容で、特約自体も月100円程度(保険料払込期間によります)で付加できますので、お守りとして備えておいてもいいかもしれません。

女性特約

医療保険には女性特有の病気等を手厚く保障してくれる女性特約を付加できるものがあり、女性特約をセットした医療保険のことを「女性保険」や「レディースプラン」など特別な名前で呼んでいる保険会社もあります。

例えば入院給付日額5,000円の医療保険に女性特約をつけておくと、女性特有の病気で入院した場合はさらに5,000円が上乗せされて、合計で日額1万円の保障になります。

女性特約の対象になるのは、子宮・卵巣・乳房などの部位に発生した疾患のほか、帝王切開や流産手術など妊娠関連も含まれます。

また、中には女性特有の病気だけでなく、ガンなどによる入院も同様に手厚く保障してくれる女性特約もあります。

女性の方で通常の医療保険で日額1万円にすると保険料が気になるという方であれば、基本保障の入院給付日額を5,000円にしておいて、女性特有の病気やガンによる入院の場合はさらに日額5,000円が上乗せされる女性特約をつけておく方が保険料を抑えることができておすすめです。

もしも将来妊娠や出産の可能性がある方であれば、その前に女性特約を検討されることをおすすめします。妊娠中は保険の加入が制限されることがあるので、妊娠前に早めに検討しておきたいところです。不要になったら途中で特約を外すことで保険料を安くすることもできます。

3大疾病診断特約

3大疾病とはガン・急性心筋梗塞・脳卒中のことを指します。どれも罹患者数が多く、日本人の死亡原因の上位に挙げられるような重大な病気です。治療は長引くことが多く、医療費も高額になる傾向があります。

3大疾病診断特約では、3大疾病になった時点で一時金として50万円~100万円など事前に決めたまとまった金額が受取れるので、今後かかる治療費や生活費のサポートとしてさまざまな目的に活用できます。
ちなみに「3大疾病診断特約」という名前は同じでも、保険会社によってどんな状態のときに保障が受けられるか条件は異なります。例えば条件を「入院した場合」としているところもあれば、「20日以上入院した場合」としているところもあります。

また、ガンについては「悪性新生物なら対象、上皮内新生物(上皮内ガン)なら対象外」「両方対象になる」どちらのパターンもありますし、「急性心筋梗塞」だけでなくもっと広く「心疾患」を保障対象としている保険もあります。同様に脳卒中ではなく「脳血管疾患」としている場合もあります。

こうした点を見落としていると後から「こんなはずでは」となりかねませんので、特約の名前と保険料だけで判断するのではなく、保障対象になる条件など保険の中身にも気をつけて比較しましょう。
3大疾病特約とは別に、保険会社によっては3大疾病などになった場合にその後の保険料の支払いが免除になる特約を用意している場合もあります。これも各社で条件が違いますのでよく比較して検討しましょう。

ガンに対しての特約

医療保険にはガンに対する特約を付加できるものがあります。一般的なガン特約としては以下のようなものがあります。

【例】

  • ガンと診断されたときにまとまった一時金が受取れる「ガン診断特約」
  • ガンで通院したときにその日数×設定した日額分が受取れる「ガン通院特約」
  • 抗がん剤治療を受けた場合に月々5万円~10万円程度が受取れる「抗がん剤治療特約」

ガン保険に別で加入した方が充実した保障になっていることが多いですが、医療保険とガン保険の両方に入るより、ガン特約として医療保険にセットした方が保険料を抑えられることもあります。

親族にガンを発症した方が多くて心配だという方や、ガンに対する保障を手厚くしておきたい方は、医療保険に特約として付加を検討してみてもいいかもしれません。

通院特約

通院特約は「病院に通ったら必ず対象になる」というわけではありません。保障が受けられる条件として、入院を伴う通院を対象としているケースがほとんどです。

例えば退院後の一定期間内の通院や、入院前後の通院が保障の対象となります。最近は入院が短期化している分、退院後に通院するケースが増えていて、厚生労働省によると入院患者の約8割が入院前後に通院しているというデータもあります。

保障内容は通院すると日額で数千円が受取れるというもので、通院治療では治療費以外にも病院までの交通費(タクシー代)などの出費も考えられるため、余裕があれば付けておきたい特約です。

公的医療保険でどこまでカバーできる?

先述の医療保険は民間の医療保険ですが、他に国が社会保障制度の1つとして用意している公的な医療保険(健康保険)もあります。公的な医療保険は、日本国民であれば全員が加入しています。

なかには「もしものときも公的な医療保険だけでカバーできるから、民間の医療保険には加入しない」という考えの方もいます。公的な医療保険でどこまでカバーできるのか、保障される範囲について確認しておきましょう。

公的医療保険の種類

公的な医療保険は加入する人によって種類が異なります。自身の加入している保険によって保障の範囲も手厚さも違います。

健康保険の種類 おもな加入者
国民健康保険 自営業者など
全国健康保険協会(協会けんぽ) 中小企業の会社員
健康保険組合 大企業の会社員
共済組合 公務員
後期高齢者医療制度 75歳以上の人
厚生労働省「我が国の医療保険について」より

先述の「医療費負担が1~3割負担になる」「高額療養費制度」といった負担軽減策はどの健康保険でも利用できます。1ヶ月に100万円の医療費がかかっても、年収が約370万円~770万円の方なら自己負担は約9万円(食事代や差額ベッド代は別途必要)まで抑えられます。

全国健康保険協会、健康保険組合、共済組合ならこれらに加えて「傷病手当金」や「出産手当金」といった制度があります。病気、ケガ、出産で会社を休んでも給与の約3分の2が支給されるので、手当金がない自営業者より収入面でのダメージを抑えられるでしょう。

健康保険組合では、高額療養費の自己負担の上限が法定金額より低く設定されているものや、傷病手当金や出産手当金に付加金がつくものなど、法定より手厚い保障が設定されている場合もあります。

加入している公的医療保険を確認しよう

自分が今何の公的医療保険に加入しているかは保険証を見ればわかります。民間の医療保険を選ぶときは、まず加入している公的医療保険でどこまでカバーしてくれるのか事前に確認しておきましょう。

そのうえで、もし病気やケガで入院したり、働けなくなったときに公的医療保険と貯蓄などでまかないきれない費用を民間の医療保険で補うイメージで検討するといいでしょう。

この過程を経ておくことで、医療保険の保障内容を過剰に手厚くして保険料の負担が大きくなることを防いで合理的に備えることができます。

持病や病歴があると医療保険に加入できない?

「医療保険は健康な人しか加入できない」と聞いたことはないでしょうか。しかし、過去の病気などで健康状態に不安がある方でも、保険に入ることを完全に諦める必要はありません。

医療保険では加入するときに過去の診察、入院、手術、通院の経歴など自分の健康状態について告知する必要があります。

保険会社ではこの告知の内容をもとに保険の加入可否を判断しているため、直近で大きな病気にかかっている場合は加入を断られてしまうこともあります。

ただ、告知内容によっては、直近で病気になっていたとしても保険に加入できる場合があります。加入できるかどうかの判断基準は保険会社によって違うため、1つの保険会社で加入を断られたとしても、他の保険会社で加入できるということもあります。

また、医療保険によっては「治療後○年経過していれば加入可能」という基準を設けている保険会社もありますので、今すぐには難しくても数年待って再チャレンジして加入する方もいます。

持病がある方向けの医療保険も

また、「引受基準緩和型医療保険」といって通常の医療保険よりも加入できる人の条件を緩和して、持病や病歴がある人でも加入しやすくしている医療保険もあります。緩和型の医療保険は健康な人向けの医療保険より保険料が高いものが多いですが、持病がある人でも入院や手術の保障を備えることができます。

告知内容によって保険加入を断られてしまうことが多いという方は、諦めず緩和型の医療保険も検討してみるのもいいかもしれません。

自分にぴったりな保険を見つけよう

自分に合う保険を探しているイメージ図

医療保険は、選ぶうえで知っておくべき情報が多くて難しいと感じる方もいると思いますが、将来の病気やケガのリスクや、必要となる費用を知っておくことで自分に合った保障内容を決めることができます。

それでも選び方に迷ってしまう場合は、1度保険のプロに相談してみましょう。選び方のポイントや自分にあった保障はどんなものか、探し方が分かってくると思います。

また、いくつか医療保険の見積もりを取って、保障内容や保険料を比べてもみると違いがわかって判断しやすくなりますよ。いざというときに自分や家族が困らないよう、早めに検討しておきましょう。

※上記は一般的な内容です。保険の種類や呼称、保障内容等は商品によって異なりますので、実際にご加入いただく際は商品詳細をご確認のうえご契約ください。

出典:
厚生労働省「高額療養費制度を利用される皆さまへ(平成30年8月診療分から)」

https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf
生命保険文化センター「生活保障に関する調査」令和元年度
https://www.jili.or.jp/lifeplan/lifesecurity/medical/5.html
厚生労働省「平成29年(2017)患者調査の概況」
https://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/kanja/17/index.html
厚生労働省「令和元年6月30日時点で実施されていた先進医療の実績報告について」
https://www.mhlw.go.jp/content/12404000/000592183.pdf
馬場愛梨の写真

馬場愛梨 (ばば えり)

ばばえりFP事務所 代表
自身が過去に「貧困女子」状態でつらい思いをしたことから、お金について猛勉強。銀行・保険・不動産などお金にまつわる業界での勤務を経て、独立。
過去の自分のような、お金や仕事で悩みを抱えつつ毎日がんばる人の良き相談相手となれるよう日々邁進中。
むずかしいと思われて避けられがち、でも大切なお金の話を、ゆるくほぐしてお伝えする仕事をしています。平成元年生まれの大阪人。

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