30代で医療保険は必要!その理由と選び方を徹底解説

掲載日:2020/11/30   更新日:2022/10/31

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30代になると保険の加入について検討する機会が増えるかと思います。今回は保険のなかでも医療保険に焦点を当てて、30代の医療保険の選び方についてわかりやすく解説していきます。家族構成やライフスタイルによって、選ぶ医療保険のタイプもさまざま。自分にあったものを選ぶためにはコツを知っておくことが大事です。30代における医療保険の必要性や、女性・男性・独身・既婚などタイプ別でおすすめの医療保険についてもお話していきます。ぜひ最後までご覧ください。

1.30代で医療保険に加入するメリットって?

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そもそも30代で医療保険は必要なのでしょうか。ここでは、30代における医療保険に加入するメリットについてお話していきます。
まず、医療保険にはどのような役割があるのかあらためて整理しておきましょう。医療保険には、ケガや病気をしたときに自己負担となる入院費や通院費、手術費などを補ってくれる役割があります。また、病気やケガをすると働けなくなる場合もあるので、その際の収入減により影響を受けやすい生活費をカバーするという働きもあります。
一般的に病気やケガをするリスクは年齢を重ねるとともに高くなります。それに伴い医療保険の必要性も高まっていきます。病気やケガの種類によっては入院や通院が長引き、経済的負担が大きくなることもあるでしょう。そうした可能性からも、一般的には病気やケガのリスクが高くなる前に医療保険には加入しておくほうがよいとされています。
30代で医療保険に加入するメリットは大いにあります。なぜなら、病気やケガをした際、公的医療保険や傷病手当などである程度まではカバーできても、保障範囲を超えた部分については自己負担になるからです。ちなみに傷病手当とは、会社員や公務員の方など(健康保険の被保険者)が病気やケガの療養で働けなくなったときに生活を支える目的で給付されるものです。しかし、家族がいる場合などはそれらの保障だけでは心もとなく、家族に経済的負担をかけてしまうのではないかと気掛かりな方も多いのではないでしょうか。そうした精神的不安を軽減できるという意味でも、30代で医療保険に加入するメリットはあるといえるでしょう。
医療保険の保険料は、加入したときの年齢に応じて決まるのが一般的です。そのため、医療保険を検討中でなおかつ保険料を割安に抑えたいのであれば、早めの加入をおすすめします。たとえば終身医療保険に30歳で加入したときと、40歳で加入したときの払込保険料総額で比べてみた場合、同じ保障内容を設定していたとしても、一定期間を超えると加入時の年齢が若ければ若いほど払込保険料総額は少なくなる傾向にあります。また、加入にあたっては病歴などの告知義務があることがほとんどです。健康で、病気やケガのリスクが低い年代のうちのほうが加入しやすいので、少しでも負担額を抑えて終身医療保険に加入したい場合は、なるべく若いときのほうがよいでしょう。
女性の場合は、女性特有の病気へのリスクに備えるという点でも、医療保険に加入しておいたほうが安心でしょう。また、将来子どもを産む可能性がある場合も、出産の際、帝王切開などの異常分娩のときに医療保険から給付されるケースがありますので、加入しておくとよいかもしれません(※正常分娩は医療保険の給付対象外)。なお、妊娠が判明した後だと保障が限られたり、加入できないこともあるので注意が必要です。出産時のリスクに備えるためには、妊娠前に医療保険に加入しているようにしましょう。

2.30代で医療保険に加入する必要性が低い人って?

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では、30代で医療保険の必要性が低いのはどういった方でしょうか。この章では、医療保険に加入する必要性が低い人の特徴について説明していきます。
基本的に、貯蓄が十分にある場合は医療保険を検討する必要性は低いと考えてよいでしょう。保険会社から受取る保障はお金なので、貯蓄でまかなえるのであれば必要ありません。繰り返しになりますが、医療費は貯蓄や公的医療保険、傷病手当などである程度まではカバーできます。それらで十分対応できる場合、医療保険に加入する必要性は低いでしょう。
また、30代における医療保険の必要性についての考え方は、ライフスタイルによっても大きく異なります。共働きで子どものいないご家庭の方や専業主婦(夫)の方は、医療保険の必要性はどちらかというと低めです。なぜなら、一般的に30代になるとある程度収入も安定してきて、高額な医療費でなければ貯蓄や公的医療保険などでカバーすることも可能だからです。共働きで子どものいないご家庭の場合、万一病気やケガで働けず収入減になったとしても、パートナーに収入があるのですぐに困ることはないでしょう。専業主婦(夫)の場合も世帯収入は基本的に変わらないので医療保険の必要性は低いかもしれません。30代で医療保険に加入するメリットの説明でも述べたように、女性特有の病気へのリスクに備えるという点ではもちろん専業主婦の方も医療保険が必要になるケースはあります。しかし、急いで加入をしなくても、出産などのライフプランを具体化するときに加入を検討すれば十分間に合うでしょう。
ちなみに、保険を選ぶときは死亡保険や学資保険などさまざまな種類の保険のなかから検討していくことになるわけですが、ライフスタイルや家計状況によって医療保険の優先度も変わってきます。30代で独身の方であれば、死亡保険の優先度が下がる代わりに医療保険を検討する必要があります。一方で、30代で既婚や子どもがいる場合だと、家族への備えのために死亡保険の優先順位が高くなります。家計に余裕がない方の場合は、医療保険の加入は一旦控える必要があるかもしれません。備えたい病気が明確な場合は、目的に合わせてガン保険や女性医療保険などを優先的に考えた方がよいでしょう。
このように、医療保険の必要性が高いか低いかは、目的やライフスタイル、家計状況にあわせて慎重に判断していくことが大事です。高額療養費や傷病手当といった公的な制度でどれくらいの額まで保障が受けられるのかもしっかりと確認したうえで判断を進めていきましょう。

3.実際に30代で医療保険に加入している人はどのくらいいるの?

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これまで、30代で医療保険を検討するうえで知っておきたい加入のメリットと、加入の必要性が低い人の特徴について説明していきました。ここで気になるのは30代の医療保険の加入率。実際に30代で医療保険に加入している人はどのくらいいるのでしょうか?データをみてみましょう。

生命保険文化センターの「令和元年度 生活保障に関する調査」によると、30代の医療保険加入率(疾病入院給付金の支払われる生命保険加入率)は、72%であることがわかりました。医療保険の加入率を男女別でみると、男性は69.3%、女性は74.2%です。男女ともに10人中約7人が医療保険に加入しているという結果になります。年代別で医療保険の加入率をみてみると、以下のようになります。

年代別・医療保険加入率

出典:生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査/疾病入院給付金の有無(全保連)」
※民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、県民共済・生協等で取り扱っている生命保険の加入率(個人年金保険や生命共済を含む)

加入率は20代では48%と低めですが、30代では72%まで一気に増えています。40代をピークに30代から40代にかけて増加する傾向のようです。将来病気やケガをするリスクを考え、40代までに保障を手厚く用意していることがうかがえます。

次にライフステージ別で医療保険の加入率をみてみましょう。

ライフステージ別・医療保険加入率

出典:生命保険文化センター「令和元年度 生活保障に関する調査/疾病入院給付金の有無(全保連)」
※民間の生命保険会社や郵便局、JA(農協)、県民共済・生協等で取り扱っている生命保険の加入率(個人年金保険や生命共済を含む)

同調査によると、未婚の方の医療保険の加入率は51.8%で、結婚をすると73.4%まで増加します。結婚をきっかけに加入する人が増加し、子どもができるとさらに加入率も増加する傾向にあります。結婚や出産などのライフイベントがあると、家族のために経済的リスクに備える意識が高まるようです。既婚の方や子どものいるご家庭にとって、生活費や貯蓄を切り崩さず家族に迷惑をかけずに経済的負担を補ってくれる医療保険は、有効な生活保障なのではないでしょうか。

同調査における「医療保障に対する今後の準備意向」をみてみると、30代の78.8%もの人が医療保障の準備意向ありと回答していました。男女別でみると、男性が71.6%、女性は84.3%が準備意向ありと回答しており、加入率と同様、女性の方が医療保障を検討している人が多い結果となっています。女性の場合、出産の可能性もあり妊娠や出産時のリスクに備えたいことがうかがえます。そして、子宮頸がんなど女性特有の病気のリスクも30代は高くなります。30代ですと女性の方が何かと医療費がかかりやすくなる傾向があるため、しっかり医療保障を確保しておきたいと考えている人が多いようです。いずれにしても、男女ともに7割をも超える人が何かしらの形で医療保障を備えたいと考えていることがわかりました。

このように、30代の医療保険の加入率と医療保障の準備意向がある方の割合は高く、万一に備えておく価値はあるといえるでしょう。高齢化が進む近年の医療事情として、公的医療保険の財政はますます圧迫される傾向にあると言われています。今後は医療費の自己負担額がもっと大きくなるかもしれません。

4.医療保険の種類

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医療保険にはさまざまな種類があり、一般的な「医療保険」のほかにも、女性特有の病気に特化して保障する「女性医療保険」、貯蓄性と保障の両方を兼ね備えた「貯蓄型医療保険」などがあります。各保険とも入院と手術への備えがベースとなり、基本の保障は入院給付金と手術給付金の2つで構成されていることがほとんどです。医療保険であれば、主契約(契約の基本部分)に入院給付金や手術給付金が含まれます。女性医療保険の主契約の場合、基本的な医療保険の保障に追加して女性入院給付金が受取れます。貯蓄型医療保険は、入院と手術の保障はそのままに、保険期間中に入院や手術をしなかった場合にも健康還付金などの形で給付金が支払われる保険です。保険会社や商品によって保障内容は大きく異なるので、しっかりと確認するようにしましょう。

5.【30代】はどんな保障が必要?選ぶポイントとは?

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この章では、30代の方はどのような保障が必要なのかを踏まえて、医療保険を検討する際に押さえておきたい3つのポイントを解説していきたいと思います。

5-1.医療保険を選ぶポイント①保障は入院一時金や通院給付金を重視する

20代に比べ、身体やライフスタイルに変化が出始めるのが30代です。30代は、男女ともにガンや心疾患、脳血管疾患などの症状が現れやすくなり、女性の場合はさらに子宮頸ガンや乳ガン、甲状腺疾患などの症状も現れやすくなります。30代から病気やケガのリスクは高まり始めるので、できるだけ医療保険に加入しておくことをおすすめします。
まず、医療保険選びでどのような点を意識しておくべきかというと、「入院一時金」や「通院給付金」の有無です。「入院一時金」とは、入院が決まると入院日数に関係なく一定額給付されるお金です。「入院給付金」の場合、入院日数に応じて給付額は変動するため、入院日数が確定しないと受取れる総額はわかりません。最近は医療技術の進歩により、入院の短期化と通院治療へのシフトが進んでいます。そのため、「入院給付金」を受取れるケースが減ってきているので、「入院一時金」や「通院給付金」を備えられる医療保険を検討しましょう。なお、入院一時金が主契約の商品もありますが、昨今の医療保険は入院一時金や通院給付金は特約として用意されていることがほとんどです。
入院一時金の場合、入院日数が少なくても定額のお金が受取れるほか、病気やケガで入院が決まると早い段階で給付を受けられるという特徴があります。入院一時金は、公的医療保険でまかないきれない分の医療費に充てることはもちろん、入院時にかかる差額ベッド代や食事代、衣類代、家族の交通費、生活費などにも充てることが可能です。どんな用途にも使えるというのは安心できるポイントでしょう。
30代の場合、通院しながら働いているという方も少なくありません。会社員であれば年次有給休暇などがあり、収入減などの影響はすぐには出ないかもしれませんが、通院保障があればより安心です。入院短期化や通院治療のケースが増えているという点では、入院一時金のほかに通院給付金を付加することも視野に入れてみましょう。

5-2.医療保険を選ぶポイント②保険期間はライフスタイルにあわせて決める

次に保険期間について、30代ではどのように考えるのがよいのか説明します。30代は、結婚・出産・子育てなどライフイベントが多くなる可能性があります。そして、ライフイベントによっては備えるべき費用が発生することも考えられます。将来必ず発生する出費がある場合は、その額がどのくらいかを考え、保険に充てられる費用を計算しましょう。
基本的には、老後の医療費に備えられる終身タイプで考えてみるのがよいでしょう。一般的に保険料がお手頃な若いうちに終身の医療保障を準備しておくことをおすすめします。とはいえ、たとえば子どものいるご家庭なら養育費や教育費など必要不可欠な費用の確保を優先すべきなので、家計に余裕がない場合にはまず「10年間」など、一定期間の医療保障に加入しておくのでもよいでしょう。
医療保険は自分に対する保障なので、病気やケガのリスクに備えておきたい期間だけを集中してカバーするのも一つの手です。女性の場合だと20代後半から30代にかけては妊娠や出産などで入院する可能性が増えるかもしれません。何かと変化の多い30代は、保障を手厚く用意しておきたいところ。30代の方の医療保険はライフステージにあわせて柔軟に選んでいくのが効果的です。

5-3.医療保険を選ぶポイント③医療事情にあわせて保障を選んでいく

医療保険の保障内容は医療事情によって変化していく特徴があるため、加入する際は昨今の医療事情をチェックして保険商品を決めていくことが大切です。また、40代以降の病気リスクに備えることも意識しながら、将来に対して賢く備えていきましょう。

6.男女別30代におすすめの医療保険とは?

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最後に、性別・未婚・既婚ごとにおすすめの医療保険をご紹介します。

6-1.【30代の既婚男性向け】おすすめの医療保険

30代既婚男性の場合は、家族の生活費のことを考えて終身タイプの医療保険に加入するのがおすすめです。子どもがいるご家庭だと、お子さんの年齢が上がっていくにつれ教育費も高くなります。一般的に定期タイプの医療保険だと更新のたびに保険料が上がり、最もお金が必要となる時期に家計が圧迫されてしまうかもしれません。医療保険への加入は一般的に若いときほど保険料が割安なので、30代のうちに終身タイプに加入しておくとよいでしょう。保障の中でも特に、生活費をカバーできる入院一時金特約も検討しておくのが得策です。そんな入院時にまとまったお金が受取れる「入院一時金」にも対応しているのが、チューリッヒ生命の一生涯保障の医療保険『終身医療保険プレミアムZ』です。基本保障に入院・手術保障を備え、特約で入院一時金や通院給付金などを自由に組み合わせることが可能です。

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6-2.【30代の未婚男性向け】おすすめの医療保険

30代未婚男性の場合も病気やケガのリスクはあるので、終身タイプの医療保険がおすすめです。保険期間を終身タイプにすることで、毎月の保険料をお手頃に抑えて老後の負担も軽減できます。30代未婚男性の場合は扶養家族がいないことも多いので、保障のなかでも通院保障を重視して考えるとよいでしょう。通院保障もしっかり備えられるのが、チューリッヒ生命の一生涯保障の医療保険『終身医療保険プレミアムZ』です。通院治療のニーズにも対応できるため、心強い存在となってくれます。

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6-3.【30代の既婚女性向け】おすすめの医療保険

30代既婚女性の場合は、子宮頸がんなど女性特有の病気リスクが高めなので、医療保険のなかでも女性医療保険をおすすめします。女性医療保険であれば、妊娠や出産を考えている方にとって気掛かりな帝王切開や切迫早産などの出産時の保障も含まれます。女性特有の病気の治療にかかる費用や、妊娠・出産時の医療費を手厚くサポートしてくれるので安心です。チューリッヒ生命の女性に手厚い医療保険『終身医療保険プレミアムZ Lady』なら、女性が必要とする可能性の高い医療費にしっかり備えられます。既婚女性の場合も、万一の際の家族の生活費として備えられるように入院一時金を重視して考えていきましょう。

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6-4.【30代の未婚女性向け】おすすめの医療保険

30代未婚女性の場合も、女性特有の病気へのリスクに対応できるように、女性医療保険を優先的に検討することをおすすめします。そして、未婚男性の場合と同じく、通院保障を重視して考えていくとよいでしょう。チューリッヒ生命の女性に手厚い医療保険『終身医療保険プレミアムZ Lady』であれば、女性特有の病気への備えはもちろん、通院保障の特約も用意されており、予算にあわせて自由に組み合わせることができるので安心です。

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7.まとめ

30代は病気やケガのリスクが高まってくるのと同時に、結婚や出産、子育てなどのライフイベントが多くなる可能性も高い年代なので、固定費も見込んだうえで病気やケガに備えておきたいところ。30代の医療保険選びのポイントを参考に、必要な保障をしっかり見極めて、過不足のない保険を選んでいきましょう。

※上記は一般的な内容です。保険の種類や呼称、保障内容等は商品によって異なりますので、実際に加入いただく際は商品詳細をご確認のうえご契約ください。

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