SDGs(持続可能な開発目標)とは、国連サミットで採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標で、17のゴール・169のターゲットから構成されています。

チューリッヒ・グループで定めるゴール
取り組むべき課題
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気候変動気候変動はリスクであるとともに、機会にもなりえる側面を持っています。その認識に基き、当社はこの問題に積極的に取り組みます。
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信頼できるデジタル社会へデジタル社会に対する理解と知見を醸成し、人々や企業のレリジエンス(回復力)を高めます。
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サステナブル(持続可能)な働き方働き方や労働環境は変化しています。変化に柔軟に対応できるよう社員やお客さまをサポートします。
チューリッヒ・グループの取り組み
世界各地のさまざまな地域でビジネスを展開しているチューリッヒ・グループ。
各国で行っているSDGsへの取り組みの一例をご紹介します。
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Zurich Forest「Zurich Forest」は、2020年に立ち上げられたブラジルの森林再生と生物多様性の回復を支援するプロジェクトで、サステナビリティに関する幅広い取り組みの一つです。このプロジェクトは、あらゆる活動に責任ある持続可能な意思決定と行動を組み込むという私たちの目標を支える取り組みでもあります。
Image:credit:Instituto Terra
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Zurich Flood Resilience Alliance「Zurich Flood Resilience Alliance」は、2013年に発足したマルチセクターのグローバルなパートナーシップで、地域コミュニティが水害への耐性を強化し、命を救う実用的な方法を見出すための支援に重きを置いています。2018年に始まった第2フェーズでは、200万人の人々の水害に対するレジリエンス向上を支援するため、レジリエンス構築に向けた投資を10億米ドル増やすことを目指すとともに、気候変動対策への取り組み拡大を約束しています。
Image:Flood Resilience partners discussing flood impacts with community members in Tabasco, Mexico.
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Tackle Your Feelings「Tackle Your Feelings」は、Z Zurich Foundationの取り組みの一つで、人々が早い段階で自分の気持ちを認識・表現できるようにすることで、心身の健康増進を図れるようにするものです。チューリッヒ・グループでは身体的な強さと精神的な強さを同等のものと考えており、プロのアスリートから農業従事者まで、説得力のあるロールモデルを起用して、彼らの精神面の健康管理について自らの経験を率直に語ってもらっています。
Image: Eimear Considine, Irish Rugby Player and Tackle Your Feelings Ireland Ambassador. Photo credit: INPHO/Dan Sheridan.
チューリッヒ生命の取り組み
チューリッヒ・グループの方針と連動し、かつお客さまや社員の満足度向上と業務効率化の両立を実現する日本ならではの取り組みを行っています。

ペーパーレス化の促進
契約関連資料および決裁プロセスの電子化
イメージワークフローシステムの活用により、社内の申請文書や資料および決裁プロセスの電子化を行っています。これにより、コスト削減だけでなく、内部統制の強化および作業の効率化を推進していきます。
Web約款の導入・推進
従来お客さまに冊子でお渡ししていた約款をWeb閲覧に代替できる仕組みを導入しています。導入後数ヶ月で、2025年2月時点での利用率は85%を超えており、紙資源の節約だけでなく、冊子作成時・配送時に排出されるCO2削減にも貢献しています。
リモートペーパーレスシステムの開発・導入
従来の対面方式に加え、乗合代理店の募集人がお客さまとオンラインで保険相談を行った後、お客さまのスマートフォンで保険の申込みが完結できるシステムを導入しています。今まで手交していた書類を電子化することにも対応しており、CO2削減に貢献しています。

エコグッズの利用
全社員へのマイボトルとエコバッグの配布
マイボトル利用による紙コップの削減や、エコバッグ持参によるレジ袋の削減の取り組みを進めています。
環境にやさしいノベルティの採用
未使用繊維を再利用した手袋やエコバッグなど、環境に配慮したアイテムを積極的に採用しています。

ESG投資
ESGを考慮した投資
持続的な社会の実現の観点から、投資先企業との対話を通じたCO2排出量削減の実現およびポートフォリオ全体のCO2排出量の低減を目指した投資活動を行っています。

チューリッヒ農園の様子
ダイバーシティー&インクルージョン
働くお母さんを支援する活動
社員家族の職場訪問(ファミリーデー)の開催を通じ、社員の家族が仕事内容や職場を理解できる機会の提供や、産育休から復帰した社員による座談会において、上司や周囲との連携、仕事と家庭の両立の仕方などを共有できる機会を創出しています。
チューリッヒ農園
千葉県柏市に「チューリッヒ農園」を開設し、障がい者雇用の推進を図っています。また、社員向けの体験作業プログラムや人権研修を通じた農園スタッフと社員との交流の場を設けています。
ハラスメント防止・内部通報制度
内部通報制度を設け、ハラスメント疑義を報告できる態勢を構築しています。通報窓口はチューリッヒ・グループ、社外第三者、社内の三種から社員が自由に選択できます。また、社員には上司に相談することなく通報できる制度の周知徹底を図っています。

ワークサステナビリティ
働き方改革
働き方の多様化(選択)とセルフマネジメント(自己管理)の一環としてフレックスワークと在宅勤務のガイドラインを策定しています。いずれも『業務の効率性、生産性の向上』と『働き方の柔軟性』を目的としています。
サステナブルな人材の育成
当社では、社員一人ひとりのキャリア形成や能力の発揮に重点を置くことが永続的な人材育成につながると考えています。社員は希望する他の職種や仕事にエントリーすることができたり、コールセンターのスタッフを正社員化し組織を一体化させることで、お客さま満足度の向上にもつなげています。
社員や家族を守る保障制度
福利厚生制度にGLTD制度、三大疾病(がん、急性心筋梗塞、脳卒中)検診補助/治療/通院補助制度を導入しており、不測の就業障害から社員と家族の生活を守り、社員が安心して療養に専念し、早期に就労復帰できるよう支援しています。
育児に対する男女共同参画
ペアレンタルリーブ制度(男女育児休業/一部有給休暇)、就学時(小学校入学)休暇制度、パパママ・イベント休暇(幼稚園、保育園イベント参加)といった育児や子どものイベントの際に、男女に関係なく平等に休暇を取得することができます。

ウェルビーイング
社員向けメンタルウェルビーイング
EAP(Employee Assistance Program)という社員支援プログラムおよび在宅勤務時のメンタルヘルスマネジメントトレーニングを通して社員の心のケアを行っています。