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生命保険を見直すタイミングはいつ?メリットから注意点まで詳しく解説

掲載日:2021/04/19   更新日:2021/12/02

電卓と虫眼鏡の写真

ご家族の状況やライフステージの変化などをきっかけに、「保険を見直した方がいいのかも…」と思う方も多いのではないでしょうか?
そこで、この記事では、生命保険の見直すべきタイミングや見直しのメリットを詳しく解説します。ぜひ保険選びの参考にしてみてくださいね。
ライフステージにあわせて生命保険の見直しを行い、最適な保障を備えられるようにしておきましょう!

1. 生命保険を見直すタイミングとメリット

生命保険は、結婚やお子さんの誕生・独立といったライフステージごとに、定期的に見直しを行うのがおすすめです。

ここからは、特に見直しを推奨する3つのタイミングをご紹介します。

FPのひとこと解説:生命保険を見直すメリットは?

生命保険を見直すことで、加入している保険や保障の額を過不足ない形で整えることができます。
払いすぎている保険料を減額したり、不足している保障額を補ったりして、「今の自分」に最適な保障を備えられるようになりますよ。

1-1 保険を更新するタイミング

ノートで計算をする男性の写真

まず、「保険の更新時期」は内容の見直しに特に最適なタイミングです。

特に、自動更新前のタイミングで保険を見直すのがおすすめ。

たとえば、10年間などの定期タイプの保険は、手続きをしなければ今までと同じ内容で自動的に更新されます。ただし更新時の年齢で保険料が再計算されるため、自動更新後は元の保険料より高くなるのが一般的です。

そこで、保険料が高くなっても本当にその保障が必要なのかを改めて考え、過不足の無い状態にできると理想的ですよ。

ちなみに見直しにより保障を変更する場合、自動更新される前に保険会社へ連絡をするように心がけましょう。

1-2 ライフステージが変わるタイミング

子どもが生まれた家族の写真

結婚やお子様の独立といったライフステージの変化があったときも、保険を見直す良いタイミングです。

たとえば結婚してご自身の世帯ができた際に、夫婦のどちらかが亡くなるなどして収入が途絶えてしまうと、遺されたご家族の生活の維持が難しくなる可能性があります。こうしたリスクに備えて死亡保障額を見直すことが、大切なご家族を守ることにもつながります。

またお子さまがいる家庭の場合、お子様の誕生・成長のタイミングに合わせた保険の見直しが特におすすめです。

お子さまが生まれたら教育費などに備えるために高額な死亡保障のある保険への加入が必要になりますし、逆に、お子様が就職・独立して大学の費用まで払い終えてしまえば必要保障額はずいぶん少なくなるはずです。

お子様の誕生や進学にあわせて、専門家などに相談をして保険の見直しを行ってみましょう。

1-3 保険料が高いと感じたタイミング

貯金箱の写真

保険料の支払いが厳しくなったときも、保険を見直したいタイミングです。

「本当にその保障が必要なのか」「なんとなく加入していただけなのか」…といった視点で加入中の保険の種類や内容をひとつひとつ見直すと、無駄や不足に気づくことができますよ。

例えば、保険の種類ごとに要・不要を判断するだけでも保険料は大きく変わります。

【保険を見直す判断の例】

・家族に遺す「定期保険」は、万一の際の生活資金や教育資金学費のためにそのまま加入しておく

・葬儀代のための「終身保険」はいったん解約や減額をし、解約返戻金を生活費に充てる

このように、加入していた方がメリットの大きい保険もあれば、逆に、解約したほうが今の生活の助けになる保険もあります。

どの保険契約をとっておきたいかの優先順位をつけるなどして、しっかり検討してみてくださいね。

2. 生命保険を見直すときのコツ

ここからは、実際に保険を見直す際のコツを2つご紹介します。

保険を見直す際の2つのコツ

・保険に加入した目的を思い出す

・保障内容を変えずに保険料を見直す

それぞれ詳しく見ていきましょう。

2-1 保険に加入した目的を思い出す

考えている家族の写真

生命保険の見直しをするときは、まず「現在の保険に加入した目的」を思い出してみてください。

「なんとなく保険料が高いから」という理由で見直しや解約をしてしまうと、結局どんな保障が自分にふさわしいのかわからなくなったり、解約後に同じような保険に再加入したりと、迷走してしまう方も多くいらっしゃいます。

たとえば、保険ごとに次のような加入目的があるとします。

・「終身保険」に加入されているなら…

ご自身の葬儀代や、家族にお金を残すのが目的

・「定期保険」に加入されているなら…

子どもが独立するまで保障を厚くするのが目的

 

このように当初の目的を思い出したら、そのために必要な保障額はいくらなのかを再計算してみましょう。

そうすると、たとえば葬儀代として加入した200万円の終身保険はそのまま保有しておくけれど、万一の際の遺族の生活や学費のために加入した3,000万円の定期保険は1,500万円に減額してもいいのでは…という見直し方ができるかもしれません。

特に遺族の生活資金や学費については、お子さまの独立が近づくにつれて必要な保障額が減額されていくのが一般的です。このように目的ごとに考えていくと、どの保険がいくら必要なのか判断しやすくなりますよ。

2-2 保障内容を変えずに保険料を見直す

契約書を見直す人の写真

「保障内容はそのままで、保険料だけを減らせる可能性のある方法」をご存じでしょうか?

いま入っている保険で見直しできる方法ばかりですので、検討する際はぜひチェックしてみてくださいね。

2018年3月までに加入した死亡保険に再加入する

2018年4月より、公益社団法人日本アクチュアリー会が標準生命表*を11年ぶりに改訂しました。それによると、ここ10年ほどで日本人の死亡率が下がり、平均寿命が延びていることから、各保険会社が保険料の改定を行ったため、定期保険などの死亡保険の保険料が安くなっています。

*年齢・男女別の死亡率、平均余命(将来の生存期間の平均)をまとめたもので、生命保険被保険者の死亡統計をもとに作成しています

つまり、2018年3月以前に加入した死亡保険を、解約してから再加入することによって、同様の保障内容でも保険料が安くなる可能性があるのです。

ただし健康状態によっては新たな保険に加入できない場合もありますし、契約年齢も上がっているので、逆に保険料が高くなってしまう場合もあります。

契約を見直す際は、加入条件や保険料が安くなるかを事前に確認しておきましょう。

保険料の払込方法を変更する

保険料の支払い方法を変更すると、同じ保障でも保険料が安くなる場合があります。

たとえば、月払いの保険料を半年払いや年払いに変更するなど、できるだけまとめて保険料を支払えば、割引が適用されて保険料が安くなることがあります。

 

しかし、当然1回に支払う保険料は大きくなるというデメリットもあります。保険料の引き落としのタイミングに向けて月々の積立てをしておくといいでしょう。

また、保険会社や契約によっては加入後の払込期間の変更ができないこともありますので、ご自身が加入されている保険会社へ確認をしてみてください。

喫煙をやめるなど、健康になった際の割引を確認する

保険会社によっては、「非喫煙割引」や「健康体割引」「優良体割引」といって、喫煙の有無や健康状態により保険料を割引している場合があります。

たとえば、保険に加入した後で喫煙をやめた場合には「非喫煙割引」が適用されて保険料が安くなる可能性があるのです。「非喫煙」の基準は保険会社によっても異なりますが、一般的には1年以上禁煙している場合と定めているところが多いようです。

そのほか、身長と体重のバランスや血圧などが適正値になった場合などに適用できる割引を設けているところもありますので、どのような割引制度があるのか、加入している保険会社へ確認をしてみるといいでしょう。

3. 要チェック!生命保険を見直すときの注意点

注意点のチェックリストの写真

生命保険の見直す際には、いくつか気を付けるべきポイントが存在します。最後に、そうした保険の解約・再加入時の3つの注意点についてご紹介します。

3-1 保険を見直す際に、現在の保険をすぐ解約しない

最初の注意点は、「保険を見直すときは、新しい保険の契約が成立するまでは現在の保険を解約しない」という点です。

新しい保険へ申込みをしても、健康状態によっては加入できないことがあります。その場合加入している保険を先に解約してしまうと、無保険状態になってしまいます。

 

そうならないためにも、新しい保険の契約が成立したことを確認してから、もとの保険を解約するように心がけましょう。

契約成立を待っている期間は、加入中の保険と新しい保険の両方の保険料が発生してしまいますが、無保険になるリスクを避けられます。

FPのひとこと解説:ガン保険は特に注意!

ガン保険」には、加入してから90日(約3ヶ月間)以内約3ヶ月以内にガンと診断されると保険契約が無効となる「不てん補期間」があります。
他のガン保険へ見直す場合は、90日(約3ヶ月間)3ヶ月間の不てん補期間が終わるまで以前の保険を解約しないほうがいいでしょう。

3-2 現在加入中の保険を活用できないか考える

どうせ保険を見直すなら「今の保険を解約して別の保険に加入し直したい」と思う方も多いのでは?

しかし、まずは現在加入している保険をうまく利用できないか確認してみましょう。

保障額を減額する、もしくは特約を外してみるなどを検討してみましょう。これは死亡保障だけでなく医療保険等の見直しも同様です。

というのも、保険業界では次々と新商品が出ていますが、必ずしも「最新の保険=保障内容がいい」というわけではないためです。

特に1996年頃までに加入した保険は「お宝保険」といわれており、予定利率が高く、現在よりずっと貯蓄性が高い・・・ということもあります。

また、新たな保険に加入する場合は現在の年齢や予定利率で保険料が決まりますので、若い時に入った保険よりも保険料が高くなるケースも少なくありません。

まずは現在の保険を継続し、足りない保障があればその部分だけ追加するという方法も、ぜひ覚えておいてください。

3-3 「契約転換」は必ずしも有利とは限らない

同じ保険会社の別の商品に乗換えをする際、「契約転換」を勧められることがあります。これは、現在加入している保険を保険会社に下取りしてもらい、そのお金を新たに加入する保険の保険料に充当するというものです。

一般に、いったん解約して解約払戻金を受取るよりも、評価額が高くなるので有利といわれています。

ところが、転換後の保険料は現在の年齢・予定利率に基づいて算出されるため、総合して考えると必ずしも有利になるとは限りません。

健康状態によっては転換できないこともありますし、転換は同一保険会社の商品に限られるため他社の保険との比較が難しくなってしまう可能性もあります。

現在よりも予定利率が上昇するような時代になれば、転換したほうが有利になるケースも増えてくるかもしれませんが、残念ながら現状では契約転換は必ずしも有利とは限らないと言わざるを得ません。

そうした事情も踏まえて、乗換えを検討してみてくださいね!

4. まとめ

保険を見直し、実際に必要保障額を算出するためには、学校教育費の金額や公的年金についての知識も必要になります。

ご自身で計算するのが大変だと思われたら、必要保障額を専門家に算出してもらうのもひとつの方法です。

また、それぞれの保険の加入目的などをご家族で共有しておくこともとても大切だと思いますです。ライフステージの節目にはきちんと見直しをして、安心した生活を送っていただきたいと思います。

※上記は一般的な内容です。保険の種類や呼称、保障内容等は商品によって異なりますので、実際にご加入いただく際は商品詳細をご確認のうえご契約ください。

石田 知美の写真

石田 知美(いしだ ともみ)

1級FP技能士、CFP🄬
大学卒業後、建設会社に勤務していたが、自己啓発のために勉強したファイナンシャル・プランニングに興味を持ち、転職。住宅購入セミナーや企業等での職員向けライフプランセミナー・退職準備セミナーをはじめ、FP資格取得講座や証券外務員対策講座など各種金融関連資格取得講座、各企業・一般消費者向けセミナー等を行う。

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