生命保険を選ぶコツ!自分にあった保険の選び方をわかりやすく解説

掲載日:2023/07/10

通帳や電卓、生命保険と書いた積み木があるイメージ

生命保険への加入を検討している一方、自分にどのような保険が適しているのだろうと悩んでいる人も多いのではないでしょうか。生命保険を選ぶ際は備えたいリスクを明確にした上で、自分の年齢も考慮して考えることが大切です。そこで、今回の記事では自分にあった保険の選び方についてわかりやすく解説します。

保険を選ぶ際に意識したいポイントは主に以下の3つです。

1.どんなリスクに備えたいのか目的を明確にする

2.必要な期間を明確にする

3.保険金・給付金の額から保険料を算出する

1.年齢別のリスクと備えたい内容を確認しておこう

ここでは年齢別に備えておきたい生命保険の保障内容について解説します。 保険加入の目的がぼんやりしている人や、なんとなく保険に入っておいた方が良さそうと考えている人は、まず年代ごとに起きうるリスクや備えておきたい保障などをチェックしてみましょう。

保険加入の目的がすでに明確になっている人は「2.目的が明確になったらぴったりな保険の種類を選ぼう!」 からチェックしてみてくださいね。

1-1.20代・30代
1-2.40代
1-3.50代
1-4.60代

2.目的が明確になったらピッタリな保険の種類を選ぼう!

保険を選ぶ際には、ケガや病気に備えたいのか、死亡時の保障を得たいのか、お金を貯めたいのか、どんなリスクに備えたいのかなど、加入の目的を明確にする必要があります。

任意加入できる生命保険のフローチャート

簡単に自分にあった保険を見つけたい人は以下のシミュレーションを使ってみてください。
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2-1.病気・ケガに備えるのにおすすめの保険

ここでは、病気やケガに備える保険の中で代表的なものを3つ紹介します。それぞれについて、見ていきましょう。

2-1-1.医療保険

医療保険は「公的医療保険」と「民間の医療保険」に分けられますが、ここでは「民間の医療保険」について取り上げます。民間の医療保険とは、契約時の保障内容に応じて病気やケガで入院・手術などをした際に所定の給付金を受け取れる保険のことです。公的医療ではカバーしきれないリスクに備えることを目的とし、加入する人が多く見受けられます。

>>医療保険について詳しく知りたい人はこちら

2-1-2.就業不能保険

就業不能保険とは、病気やケガなど万が一の事態が起きて長期間の就労が不可能となり、収入が減ってしまうリスクに備えるための保険です。これまでの生活水準をある程度維持し、金銭面の負担を最小限に抑える役割があります。また、給付金は一時金や年金タイプ、月額給付タイプなど商品によって受け取りの形が異なる点に注意しましょう。

>>就業不能保険について詳しく知りたい人はこちら

2-1-3.ガン保険

ガン保険とはその名の通り、ガンに特化した保険のことです。ガンにかかった場合の治療費や手術費はもちろん、ガンと診断された場合に一時金が支払われる商品(特約)もあります。ガン保険で備えることで、治療に応じた各種給付金を受け取れるのはもちろん、費用負担を抑えつつ納得のいく治療を進められるでしょう。

>>ガン保険について詳しく知りたい人はこちら

2-2.死亡時に備えるのにおすすめの保険

死亡時に備えたいと考える人には、以下の3つの保険がおすすめです。

2-2-1.終身保険

終身保険とは、加入から一生涯にわたって死亡保障および高度障害状態の保障が継続する死亡保険のことです。死亡保険の特性上、遺族の生活費や葬儀費用などの準備、または相続対策を目的として加入するケースが多いでしょう。また、終身保険を中途解約した場合には、加入期間に応じた解約返戻金を受け取れます(ただし、解約時期によっては払込保険料総額を下回る恐れがあります)。

>>終身保険について詳しく知りたい人はこちら

2-2-2.定期保険

定期保険とは、被保険者が死亡あるいは所定の高度障害状態になった場合に保険金が受け取れる死亡保険のことです。保険期間は一定となっているほか、基本的に保険料は掛け捨てとなります。また、原則として解約返戻金や満期保険金はありません(あったとしてもごく少額)。

>>定期保険について詳しく知りたい人はこちら

2-2-3.収入保障保険

収入保障保険は、被保険者が死亡あるいは高度障害状態となったときに、毎月一定額の死亡保険金を保険期間満了まで受け取れる保険です。死亡保険金は年金形式で受け取れるほか、保険期間の経過とともに保険金の受け取り総額が下がるのが特徴です。また、保険金は一括での受け取りも認められていますが、その場合、年金形式と比べて受け取り総額が少なくなる点に注意しましょう。

>>収入保障保険について詳しく知りたい人はこちら

2-3.貯蓄目的での加入がおすすめの保険

ここでは貯蓄を目的としたおすすめの保険について紹介します。

2-3-1.学資保険

学資保険とは、子どもの学資金(教育資金)を準備するための貯蓄型の保険のことです。毎月一定額の保険料を支払うことで、子どもが一定の年齢になった際に「進学学資金」や「満期学資金」が受け取れます。また、学資保険では保険料の払込免除により万が一の際でも保障を受けられることも特徴の一つといえるでしょう。

2-3-2.個人年金保険

個人年金保険とは、将来の年金受け取りと資産形成(運用)および死亡保障の性質を併せ持った保険のことです。60歳や65歳といった一定の年齢まで保険料として資金を積み立て、その後は積立金を元に年金を受け取れます。老後の資産形成に有効である一方、受け取り開始時期が決まっているほか、中途解約をすると元本割れをする恐れがある点に注意しましょう。

2-3-2.養老保険

養老保険は、死亡保障と貯蓄の性質を兼ね備えた保険です。被保険者が亡くなった場合でも満期まで生きていた場合でも、同じ金額を受け取れることになります。ただし、支払う保険料の一部が貯蓄に充てられることから、一般的に掛け捨て型の定期保険と比較して保険料が割高である点に注意が必要です。また、途中で解約した場合の「解約返戻金」は多くの場合、払込保険料総額を下回ります。

3.必要な期間を明確にする

保険加入を検討する場合、どのくらいの期間、リスクに備えたいのかを明確にすることが大切です。生命保険の保険期間は大きく分けて「終身タイプ」と「定期タイプ」の2つに分けられます。どういったケースにそれぞれの保険が適しているのか、具体例とともにご紹介しましょう。

終身タイプと定期タイプの相違点の表

まず、中途解約しない限り保障が一生涯続く「終身タイプ」は、お葬式代や遺された家族の生活費にしたいと考えている場合に適しています

次に、掛け捨て型の保険として知られる「定期タイプ」は子どもが社会人になるまで保障を手厚くしたいといったように、一定期間の保障を重視する場合に向いているでしょう。また、定期タイプと似た保険に「養老保険」があります。

養老保険は「保障」と「貯蓄」を兼ね備えた保険です。保険期間中に亡くなった場合は死亡保険金が支払われるほか、満期時には死亡保険金と同額の満期保険金が受け取れます。保険料は定期保険と比べると割高になりますが、資金にゆとりがあり貯蓄を重視したいといった方には向いているでしょう。

4.保険金・給付金の額から保険料を算出する

必要保障額とは、万が一の際に安心して暮らしていくために必要なお金です。生命保険(死亡保険)であれば、自分が病気やケガなどで亡くなったあと、遺された家族が必要とするお金から、遺された家族が得られるお金を引いて求める不足額のことを指します。

保険を考える上で、この「必要保障額」を考えることは欠かせません。必要保障額はライフステージによって変化するほか、家族構成などによっても異なります。自分にとって目安の金額をきちんと知ることは、失敗しない保険選びにつながります。

必要な保険金・給付金の額から保険料を算出の表

上記のように、必要な生活資金から社会保障制度によって得られる支給額を差し引きすることで、必要保障額を算出することができます。社会保障制度は、人によって受け取れる給付金や金額が変わるため、自分はどれが対象であるか確認しておくことが大切です。

以下のコラムで詳しく必要保障額について解説しているので、気になる人はぜひチェックしてみてくださいね。

あわせて読みたい|死亡保険(生命保険)はいくら残すべき?必要な保障額の決め方を紹介

5.まとめ

今回の記事では、自分に合った生命保険選びのコツについて、年代ごとに紹介しました。記事の中でもお伝えしたように、自分の置かれている状況や年代によって加入すべき保険の優先順位は異なります。また、一度保険に加入したからといってそのまま放置するのではなく、適宜保障内容を見直すようにしましょう。

自分では判断できない、よくわからないといった場合は、FP(ファイナンシャルプランナー)や信頼のおける保険会社に相談してみるのも良いかもしれません。きっと、あなたのニーズに見合った商品をおすすめしてくれるはずです。

※上記は一般的な内容です。保険の種類や呼称、保障内容等は商品によって異なりますので、実際にご加入いただく際は商品詳細をご確認のうえご契約ください。

【執筆・監修】

おりせ ゆりの写真

織瀬 ゆり(おりせ ゆり)

元信託銀行員。AFP・ 2級FP技能士をはじめ、複数の金融・不動産資格を所持。それらの知識をもとに、「初心者にもわかりやすい執筆」を心がけている。2児の子育て中でもあり、子育て世帯向けの資産形成、女性向けのライフプラン記事を得意とする。

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