生命保険は何歳から入る?加入率や年代別のおすすめ保険をご紹介
掲載日:2023/07/10

保険に入るべきだということは理解できるけれど、何歳から生命保険に入ればいいのかわからない、という方は多いのでは?
健康なうちに入ると保険料がもったいない気がするし、でも万一ケガや病気で長期入院することになったとき、お金が足りなくなったらどうしよう…と悩みますよね。
そこでこの記事では、加入率や入院・死亡率などのデータをもとに、生命保険に何歳から入ればよいのかをご紹介します。ぜひ参考にして、自分にとって最適な生命保険の加入時期を見つけてくださいね!
・生命保険の契約年齢は商品により異なる
・20代では約60%、30代では約80%の人が加入
・健康な20代~30代のうちに加入しておくと安心
目次
1.生命保険は何歳から加入できる?
そもそも生命保険は、何歳から入れるのでしょうか?
生命保険の契約年齢は販売会社や生命保険の種類などにより異なり、0歳から入れるものもあれば20歳からのものもあります。
学資保険に限っては、子どもが生まれる前(一般的には出産予定の140日前)から加入することができます。
気になる保険がある場合は、まずその保険の公式サイトなどを調べて年齢制限を確認してみましょう。
▼参考…チューリッヒ生命保険の場合
・終身医療保険プレミアムZ、終身医療保険プレミアムZ Lady:契約年齢0~75歳※
・終身医療保険プレミアムZ ワイド:契約年齢満20~85歳
・終身ガン治療保険プレミアムZ、3大疾病保険プレミアムZ:契約年齢6~80歳※
・くらすプラスZ(就業不能保険):契約年齢15~65歳※
・定期保険プラチナ:契約年齢15~80歳※
(※)Web申込の場合は18歳以上からお申し込み可能です。
2.生命保険は何歳から加入するべき?
では、何歳ごろから生命保険に加入するべきなのでしょうか。まずは、年代別の生命保険の加入状況を以下の図でチェックしてみましょう。

出典:生命保険文化センター「2022(令和4)年度 「生命保障に関する調査」」
20代では約60%、30代では約80%の人が生命保険に加入しています。30代で加入率がグンと上がり、30代以降は80%以上を維持。40代は、男女ともに最も加入率が高くなります。
30代は結婚・出産・子育てというライフイベントを迎える人が多くなり、特に子どもが生まれると、養育費や将来の学費も確保する必要があるなど家族への責任が大きくなるため、稼ぎ手が死亡したときの経済的な影響に備えて保険の加入率が高まっていると考えられます。
では、年代によってどのようにリスクが変化していくのでしょうか?死亡率をみてみましょう。

出典:厚生労働省「令和4年(2022)人口動態統計月報年計(概数)の概況」
グラフを見て分かる通り、年齢が上がるにつれて男女ともに死亡率が高くなります。年齢を重ねれば健康リスクや死亡リスクが高まるのは誰でも同じ。健康な20~30代の早いうちに保険に加入し、万一に備えておけると安心といえるでしょう。
3.20代〜30代までに保険に入るメリット

若く健康な20代~30代までに保険に入るメリットは、①保険料が割安 ②保険に加入しやすいという2点です。それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①保険料が割安
生命保険は一般的に、年齢が若いほど保険料が安く、年齢が上がるほど保険料が高くなっていきます。これは年齢を重ねれば死亡リスクや健康リスクが高まり、生命保険会社が保険金を支払う確率も高まるためです。
保険料を割安に抑えたいと思っている場合、なるべく若いうちに保険に加入しておくことがおすすめです。
メリット②保険に加入しやすい
また、若いうちであれば保険に加入しやすいというのもポイントです。
というのも、保険の加入時には健康状態の告知が必要になります。健康であれば問題ありませんが、持病や傷病歴があると加入条件が厳しくなり、健康状態によっては「加入を断られる」「支払いが限定的になる」「保険料が割高になる」のいずれかになることもあるため、早めに加入しておくことがおすすめなのです。
4.20代〜30代までに保険に入るデメリット

逆に、20~30代までに保険に入ることによるデメリットには、①保険料が生活の負担になることがある ②貯蓄や投資の機会損失の可能性があるという2点が挙げられます。
デメリット①保険料が生活の負担になることがある
一般的に20代は、ほかの年代と比べると収入が低く、保険料の支払いが家計の負担になりやすいと言えます。
もしその負担が原因で保険を途中で解約すれば、保障がなくなってしまうため、保険を選ぶときは継続的に払い続けられる額かどうかをしっかり考える必要があります。
デメリット②貯蓄や投資の機会損失の可能性がある
また、家計にあまり余裕がないぶん、保険に入ることで貯蓄や投資にお金がまわせなくなる可能性があることもデメリットとして考えられます。
資産形成は、貯蓄が基本です。生命保険や公的保障も万能ではないため、「いつでも自由に引き出せるお金」を確保しておくことが最も安心できる備えとなるでしょう。
ただし、銀行にお金を預けていても金利は0.001%。お金は増えないばかりか、インフレになると目減りするリスクもあるため、NISAやiDeCoといった非課税の投資制度が整えられ、国をあげて積極的に投資をすすめているのです。
将来のことを考え、こうした貯蓄と投資の機会を失うのはできれば避けたいところ。最低でもお金が十分に貯まるまでは、貯蓄にまわせるお金をゼロにしないことが理想的です。
とはいえ、「貯蓄がないから保険で備える」というのが保険の役割でもあるので、保険と貯蓄・投資のバランスをうまくとることが大切ですよ。
5.年齢別におすすめの生命保険

ライフステージが変わると必要な保障も変化していきます。最後に、どのような視点で生命保険を選べばよいかを年代別でみていきましょう。
5-1.20代には「医療保険」
20代には、突然のケガや病気による医療費に備えて医療保険の加入がおすすめです。
ケガや病気で入院した場合、医療費の大半は公的保障でカバーされますが、食事代や差額ベッド代など、自己負担になる費用もあります。
十分な貯蓄がなく、もしも自分が入院すると家計がひっ迫しそうな人や、コツコツ貯めてきた貯蓄を取り崩したくない人は、医療保険に加入しておくと安心です。
ちなみに独身で養う家族がいなければ、死亡時の備えはあまり考慮しなくてもよいかもしれません。結婚したら死亡保険を検討し、子どもができたらさらに手厚く…と、ライフステージに合わせて保障を見直していきましょう。
20代におすすめの保険はこちら|「終身医療保険プレミアムZ」
>20代の生命保険は「20代は生命保険に入るべき?保険の加入率やおすすめの選び方をご紹介」でも詳しく解説しています!
5-2.30代には「死亡保険」
30代では、死亡保険の加入もおすすめです。
30代は、結婚して子どもが生まれる人が増える年代。独身時代の「自分を守るための保障」から、「家族を守るための保障」へと移行する必要があり、自分に万一のことがあっても、遺された家族が生活費や学費に困らないように備えることが大切です。
必要な死亡保障は数千万円と高額になるのが一般的なため、そうした大きな保障でも割安な保険料で備えられる「定期保険」を活用しましょう。
30代におすすめの保険はこちら|「定期保険プラチナ」
>30代の生命保険は「30代の生命保険のおすすめは?必要性から選び方まで全解説 」でも詳しく解説しています!
5-3.40代には「ガン保険」
40代では、特にガン保険への加入がおすすめです。
40代は徐々に健康リスクが高まり始め、50代以降はガン(全部位)の発症率も増加していきます。(厚生労働省「平成30年 全国ガン登録 罹患数・率 報告」による) ガンは治せる病気になりつつありますが、それでも日本人の死因1位であることは変わっていません。
また、ガン治療では、先進医療や国内では未承認となっている抗がん剤が用いられることもあります。先進医療や未承認の抗がん剤治療は高額なものが多く、健康保険が使えないため、全額自己負担となります。
もしもガンになったとき、備えがないことで治療の選択肢を狭めたくないという人は、ガン保険への加入を検討しましょう。近年、ガン治療は入院から通院へシフトしていることもあり、通院給付金がある商品も増えてきています。
ガン以外の病気への不安も大きくなってきたという人は、このタイミングで既存の医療保険を見直してみることも大切ですよ。
40代におすすめの保険はこちら|「終身ガン治療保険プレミアムZ 」
>40代の生命保険は「40代からの医療保険の選び方・おすすめの保険を紹介 」でも詳しく解説しています!
5-4.自営業者には「就業不能保険」
もし自営業の場合は、年齢にかかわらず、就業不能保険への加入もおすすめです。
会社員や公務員は働けなくなった場合に「傷病手当金(給料の2/3が最長1年半まで)」が受け取れますが、自営業者には傷病手当金の保障がありません。入院や自宅療養などで働けなくなると、収入が突然途絶えてしまう恐れがあります。
こうした手薄な保障を補うために、就業不能保険に加入しておくことがおすすめです。給付金の月額は、手取り月収を目安に設定しましょう。
自営業者におすすめ保険はこちら|「くらすプラスZ 」
6.まとめ
生命保険の加入率は40代に最も高くなります。これは、30〜40代が子育て真っ最中で、家族への責任が増す人が多くなることが主な理由です。
また、健康リスクや死亡リスクは50代に入るあたりから上昇し始めます。一度健康を損なえば、加入できる保険の選択肢が狭まってしまうので要注意です。
そのため、若いほど保険料は割安で万一の備えを確保できるので、健康な20~30代のうちに生命保険に加入しておくことをおすすめします。
将来を見据えて、末長く、安心して暮らしていける保険を見つけましょう。
※上記は一般的な内容です。保険の種類や呼称、保障内容等は商品によって異なりますので、実際にご加入いただく際は商品詳細をご確認のうえご契約ください。
【執筆・監修】

佐久間 翠(さくま みどり)
- 2級FP技能士、AFP、証券外務員2種
- ファイナンシャルプランナー
証券会社のオペレーターや 企業内ファイナンシャルアドバイザーを経験。 2016年からフリーライターとして活動をはじめ マネー系記事を中心に執筆する
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