こんにちは。商品企画部のY.Nです。

今回のテーマは、記事やCMでもよく目にする医療保険・ガン保険・3大疾病保険です。

それぞれの保険の特徴や違いと、それぞれの保険がどのような方に向いているかについてお話しします。

医療保険は、病気やケガで入院したとき、手術を受けたときなどに給付金が受け取れる保険です。ガンを含む様々な病気やケガを保障しますが、入院給付金を受け取る日数に制限があることが一般的です。生活習慣病など所定の疾病の上乗せ保障や先進医療、女性特有の疾病などを保障する商品もあり、幅広い保障を準備しておきたい方にお勧めの保険です。

ガン保険は、ガンで入院したとき、手術をしたときなどに給付金が受け取れる保険です。入院給付金や手術給付金、ガンと診断されたときには診断給付金を受け取れることが一般的です。ガンの治療のための通院や抗がん剤治療、ホルモン剤治療、放射線治療に対する給付金がある商品もあります。ガンへの備えが必要だといわれるのは、他の病気に比べると経済的なリスクが大きいからです。ガン治療は日進月歩であり、治療法によっては治療費が高額になることがあります。また、再発や転移などによる治療の長期化や、治療の副作用で仕事との両立ができなくなって生活費が不足するといったことも考えられます。ガンに対する不安が大きい方は加入しておいた方がよいでしょう。

３大疾病保険は、死因の上位を占めるガン・心疾患（急性心筋梗塞など）・脳血管疾患（脳卒中など）に重点的に備えることができます。特に脳血管疾患は入院期間が長期にわたることが多いとされ（※1）、その分治療費がかさみます。3大疾病に罹患した際の治療費に備えたい方、一時金の保障を必要とする方、罹患後の働けないリスクなどに備えたい方にお勧めの保険です。

※1　厚生労働省 令和2年患者調査 65歳以上では平均83.6日

医療保険にはガンや３大疾病に関する特約（オプション）がある場合も多いため、ご自身に向いている保険がわからないという方は、まずは医療保険を検討してみてはいかがでしょうか。また、ガンのみの保障をガン保険で備えることで保険料の負担を抑え、他の病気やケガに対する保障は貯蓄で備えるという考え方もあります。どの保険を選ぶ場合でも、保障範囲や給付金が支払われる条件は会社や商品によって異なりますので、ご自身に必要な保障がその保険の保障範囲に含まれているかを加入前にしっかり確認するようにしましょう。

医療費については公的医療保険制度や高額療養費制度があり、会社員などであれば、健康保険の傷病手当金などがあります。しかしながら、貯蓄が多くなく、医療費が高額になった場合の支払いに不安がある方や、自営業やフリーランスなど国民健康保険の加入者で公的医療保険の保障が少ない方は、民間の保険に加入することで、もしものときもお金の心配をせず、治療に専念することができるでしょう。あらゆる病気やケガに対して手厚い保障があれば安心ですが、その分保険料の負担は大きくなってしまいます。不安や備えたい目的を明確にし、必要な保障と保険料のバランスを考えて、ご自身に合った保険を検討することが大切です。

40代～70代までの男女416人に対して行った耳鳴りに関するアンケート※によれば、40代では約5人に1人が、60代になると約４人に１人が、耳鳴りの自覚症状があると答えています。

※2009年キコエ制作株式会社にて実施。

長い間、耳鳴りは原因不明といわれてきましたが、近年の研究で少しずつ原因がわかり、それに応じた治療を行うことで快方に向かう可能性も出てきました。

耳鳴りの原因やその解消方法について、今号より6回の連載で、済生会宇都宮病院耳鼻咽喉科で主任診療科長および聴覚センター長を務める新田(しんでん)清一先生が解説します。

なぜ耳鳴りが発生するのか、その原因を知るために、まず音が聞こえるしくみについて、「脳」に注目してみていきます。

聞こえのしくみと脳の関係

音は、外耳・中耳を通って内耳に伝えられ、内耳にある蝸牛(かぎゅう)という器官で電気信号に変換されます。それが脳に伝わってはじめて「音」として感じることができるのです。つまり、耳は音を伝える伝達器官で、実際に音を聞いているのは脳だといえます。

低音域から高音域まで、まんべんなく脳に届けられている状態が、正常な聞こえの状態です。蝸牛に障害が起きて、電気信号が脳に届きにくくなる状態が、難聴です。加齢性の難聴は、高音域を担当する蝸牛の部分の障害から始まることが多いです。

耳鳴りと難聴の密接な関係

たとえば高音域に蝸牛障害が起こると、脳に伝わる高音域の電気信号が減ります。すると脳はそれを元に戻そうと働き、興奮し活発になります。これが耳鳴りとして聞こえるのです。

多くの場合、耳鳴りは蝸牛障害が引き金となって発生します。つまり蝸牛障害により、難聴と耳鳴りの両方が生じることになります。耳鳴りでお悩みの方に聴力検査をすると、ご自身に自覚がない方でも、程度の差はありますが、難聴のある方が多くみられるのです。

このように、もし耳鳴りの症状があるかな？と思われたら、難聴について調べてみることが大切です。次回はその検査について、解説します。

チューリッヒグループの本社があるスイスの都市、チューリッヒ。そもそもどのような街なのでしょうか。今回は初めてチューリッヒを訪れる方におすすめのチューリッヒ中央駅からチューリッヒ湖の遊覧船乗り場までを歩いて巡るルートで、街の魅力をご案内します。

なお、遊覧船の乗り場からさらに数分、湖に沿って歩いたところにわたしたちチューリッヒグループの本社があります。街の中心から徒歩30分ほどで豊富な自然にも触れあえるところがチューリッヒの最大の魅力。もしチューリッヒを訪れる機会がありましたら、歴史や文化、自然も満喫できるこのお散歩ルートをお試しいただければ嬉しく思います。