みなさん、こんにちは。チューリッヒ生命・商品企画部のY・Kです。

この数ヶ月間、多くの方が新型コロナウイルス感染症の感染拡大に伴う影響を受けていますが、生命保険会社もさまざまな対応を行いました。その中で、昨今改めて注目を集めている医療保険についてご紹介します。

そもそも医療保険とは何でしょうか？　簡単にいえば、疾病にかかったときやケガをしたときに給付金が支払われる保険です。世の中にはさまざまな種類の医療保険が販売されていますが、入院や手術を保障する商品が一般的です。

今では多くの生命保険会社が医療保険を販売していますが、生命保険の新契約全体のうち22%を占めており、非常にニーズの高い保険であることがわかります（下図参照）。

かつて多くの生命保険会社は、死亡保険に付加できるオプション（特約）として「医療保障」を販売してきました。当時は20日以上入院したり、特定の手術を受けた場合を保障する商品が一般的でした。しかし、この医療保障はオプションであったため、あくまでも死亡したときの保障がメインでした。

その後、オプションではなく単品（主契約）で加入できる「医療保険」が発売されました。これを機に、20日以上入院しなければいけないという条件は徐々に緩和されていき、現在販売されている医療保険は1日以上の入院（日帰り入院）から保障するのが一般的です。

入院日数のお支払条件が緩和されたことは、商品の魅力を向上させるのみならず、病院における入院日数の短期化という社会的な背景を踏まえたものでした。このようにお客様のニーズや医療情勢の変化を受けて、医療保険の保障内容も徐々に変化していきました。

では、新型コロナウイルス感染症は医療保険においてお支払い対象となるでしょうか？　こたえはYesです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、いつ自分が感染してもおかしくない状況が続いていることもあり、医療保険に加入を希望されるお客様は増えています。

ところで、実際に新型コロナウイルス感染症で入院した場合、医療保険からいくら支払われるのでしょうか。

政府の「新型コロナウイルス感染症対策の基本的対処方針」※（5月4日改正版）には、“平均的な在院期間は約2～3週間程度”という記載があります。入院1日あたりのお支払金額が1万円で日帰り入院から保障される場合、入院期間が2週間（＝14日間）であれば14万円、入院期間が3週間（＝21日間）であれば21万円が支払われます。最近流行の入院時に一時金をお支払いする特約を付加している場合は、さらに支払われる給付金が上乗せされます。

もともと医療保険は病気やケガに備えるための保険ですが、今回のような感染症にも備えられることが医療保険の強みと言えるでしょう。新型コロナウイルスが終息したとしても、今後新たな感染症が出てくるかもしれませんので、医療保険に対するニーズは引き続き高いと思われます。

お家で簡単ストレッチ

在宅時間が長くなりがちな日々、身体の“コリ”を感じていませんか？　今回はフェイスタオル1本で出来て、しっかりと効果が感じられるストレッチを２つ、ご紹介いたします。
ストレッチの大事なポイントは、筋肉にいかに上手く指令を伝えるか、ということ。フェイスタオルを“抵抗”として利用することで、筋肉が抵抗に打ち勝とうとし、神経伝達がよくなります。動作の間は呼吸を止めないように。ぜひご自宅で取り組んでみてくださいね。

同じ姿勢が続いてしまっているときは

肩こりが慢性化してしまったら

<ストレッチ監修：全米NSCA認定パーソナルトレーナー上原健志>

脂肪酸は脂質の主要な構成要素ですが、他のさまざまな形体の物質と結びつくことで脂質を形成しています。脂質は糖質、たんぱく質と並ぶ3大栄養素のひとつで、摂取量が少ないのも健康によくありませんが、摂りすぎるのもよくありません。特にトランス脂肪酸は、摂りすぎた場合に心筋梗塞などのリスクが高くなることが知られています。脂肪酸について正しく知り、健康的な食生活に役立てましょう。

脂肪酸にはたくさんの種類がありますが、下記の4つに大きく分けられます。

飽和脂肪酸は重要なエネルギー源ではありますが、体内でも合成ができ、一般的に好まれる食品に多く含まれる傾向があるため過剰摂取しやすく、摂りすぎると血液中のLDLコレステロール（いわゆる悪玉コレステロール）が増加し、心疾患のリスクが高まるとされています。

一方で、オレイン酸を多く含む一価不飽和脂肪酸や多価不飽和脂肪酸は、摂取が健康につながることもあり、意識して適量を摂ることがよいとされています。

これに対し、摂らないほうがよいとされるのがトランス脂肪酸です。過剰摂取が心筋梗塞などの冠動脈疾患のリスクを高めるだけでなく、肥満やアレルギー性疾患についても関連があるといわれています。

摂ったほうがよいとされるオメガ3系、オメガ6系、オメガ9系とよばれる脂肪酸。

オメガ3系に分類される代表的な脂肪酸はα-リノレン酸で、青魚やエゴマ、アマニに多く含まれます。オメガ6系に分類される代表的な脂肪酸はリノール酸で、大豆油やごま油などに含まれます。いずれも体内では合成できない必須脂肪酸であることから、食事で摂取する必要があります。

α-リノレン酸はアレルギーを軽減する好影響が期待されるほか、血液をサラサラにする、認知機能維持といった効果があるEPAやDHAの材料となるので、積極的に摂りたい脂肪酸です。

リノール酸は血中コレステロール濃度を下げる効果がある一方で過剰摂取はアレルギーを引き起こすとの研究結果もあり、量に注意しながらの摂取が必要です。

オメガ9系に分類される代表的な脂肪酸としてはオレイン酸があり、オリーブオイルに多く含まれます。悪玉コレステロールを上昇させず、HDLコレステロール（いわゆる善玉コレステロール）を減少させない効果があるといわれています。

脂質は3大栄養素のひとつであり、必要量をしっかり摂ることが大切です。食品に含まれる脂肪酸の種類を見極め、バランスよく日常の食卓に摂り入れるよう心がけましょう。