光熱費対策のポイントは3つ。1つ目は日々の生活で省エネを心掛けること。照明やテレビをつけっぱなしにしない、お風呂は家族がなるべく間をあけずに入るなど、どんな対策が効果的か、電力会社やガス会社のサイトなどで調べて実践してみましょう。
2つ目は料金プランのチェックです。電力会社やガス会社は複数の料金プランを設けているので、ご家庭に合った料金プランになっているかを確認しましょう。場合によってはプラン変更によって料金を下げられるかもしれません。さまざまな割引が漏れなく利用できているかも要チェックです。
3つ目は家電の買い換えです。家庭での電力消費量が多いエアコンや冷蔵庫は省エネ化が進んでいるので、古いものを使い続けるより新しいものに買い換えたほうが電気使用量の削減につながります。
そして食料品や光熱費の値上がりでその対策が注目されがちですが、家計全体を考えたとき、節約効果が大きいのは「固定費」です。固定費というのは、毎月あるいは年に1回、決まった額を口座引き落としやクレジットカードで支払うもののことで、その代表がスマホの料金です。大手キャリアから、そのサブブランドや格安業者のものに変更すると、毎月の利用料を大幅に減らせます。動画配信などのいわゆる「サブスク」も、使っていないものは解約しましょう。NHKの受信料は2カ月払いより12カ月前払いのほうが割安です。固定費は一度見直すと何もしなくても節約効果が続くので、ぜひやってみてください。
家計の節約法はいろいろあるので、家族全員で楽しみながら取り組むとよいですね。今回の物価上昇を家計見直しの機会ととらえ、ムダな支出をなくして強い家計を作りましょう。
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