アドバイス型、投資一任型に共通するメリットは、手間をかけずに、AIによる最新の理論に基づいた資産運用を行えること。また、不安や希望といった感情に左右されることなく、資産運用することができるという特徴もあります。
もちろんデメリットもあります。ロボアドバイザーは、国際分散投資によりリスクを低減した長期的な投資を目的としたサービスであるため、短期間で大きな利益を上げることは期待できません。また、ロボアドバイザーにはその手数料と投資対象である投資信託の双方の手数料がかかります。ただし、ロボアドバイザーが投資対象とする投資信託は低コストのETF(上場投資信託)がほとんどなので、コストの高い多くの投資信託に比べると、トータルのコストは低くなることが一般的です。
投資信託と並んで代表的な資産運用手段のひとつである株式投資と比べると、ロボアドバイザーはその手数料分コストがかかるように思いますが、株式投資では自分で銘柄を選ぶという運用コストがかかります。さらに、投資一任型ロボアドバイザーでは株式だけでなく債券など他の資産についても買い付けからリバランスまですべてをAIが行ってくれるため、利便性は高いといえるでしょう。
メリットとデメリット、さらに、アドバイス型と投資一任型それぞれの特徴を考えると、アドバイス型は、投資に対してある程度の知識や経験があり、運用コストを抑えたい方に、投資一任型は初心者や運用にあまり時間を割きたくない方に向いているといえるでしょう。
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