30代現役アスリートに学ぶメンタルウェルビーイング

チューリッヒ・グループでは、チューリッヒで働くすべてのスタッフの心身の健康を促進することを目的にメンタルウェルビーイングに注力しており、その中でも「予防(Prevention)」を大切にしています。当社でも身体の健康を維持するのと同様に、心の健康も維持していくことで、心身ともに健やかな状態が保てるよう、当社ブランド・アンバサダーの羽根田選手と一緒にこうしたセミナーを通して、社内外に広くメッセージを発信しています。

セミナーの様子は下記のURLリンクよりご覧いただけます。
視聴用URL:https://www.youtube.com/playlist?list=PL7SoXBm-DgXxJpnCoffjj4MZ-yERaUCxv

今回のセッションでは、ラグビー・ワールドカップ2015年大会にも出場したラグビー元日本代表の山田章仁選手(九州電力キューデンヴォルテクス所属)をゲストスピーカーとしてお迎えしました。

チームスポーツと個人スポーツの違いや共通点など、さまざまな視点からプレッシャーやメンタルとの向き合い方について、両選手から貴重なお話しをいただきました。

プレッシャーのかかる場面でも楽しめる秘訣を羽根田選手が伝授

第1部のテーマは、“プレッシャーとの向き合い方”
羽根田選手からは、プレッシャーは自分で作りだしているもの。目の前のことに一喜一憂するのではなく、"死ぬときに後悔しないか”という視点で考えると、ひとつ一つのことを全力で楽しめるようになるとのアドバイスをいただきました。山田選手からは、チームスポーツであるラグビーでは、仲間に自分の弱い部分も知ってもらうことも必要。そうすることで、弱い部分を仲間にサポートしてもらえるというアドバイスをいただきました。

チームスポーツと個人競技のメンタルの違いについて熱いディスカッション

第2部のテーマは、“メンタルの回復”
山田選手からは、実際にご自身がメンタルダウンしてしまったときのエピソードを共有いただきました。自分はメンタル面で強いと思っていたのに、つらい経験をした後に涙を流している自分がいて驚いたとのこと。フィールドから少し距離を置くという選択をしたことで回復できたことなど、トップアスリートとして活躍する中でもさまざまな苦悩と向き合ってメンタルのコントロールをしてきたことを教えてくれました。羽根田選手からは、同じ事象でも違った角度から見るとまったく違う世界が見えてくること、それによってストレスを軽減させることができるという新しい考え方を伝授してもらいました。

両選手が考える上手なコミュニケーションの取り方とは?

第3部のテーマは”コミュニケーション”
山田選手は、若い選手とコミュニケーションを図る際は、上の立場である自分から声掛けするよう心掛けているとのこと。キャリアやタイトルがあると経験の浅い選手は話しにくいため、相手の立場を考えたアプローチ方法を常に意識しているとのことでした。羽根田選手は、水や大木などの自然との対話も常日頃から心がけており、自信のマインドフルネスに役立てているそう。

経験豊富なトップアスリートによるお話しはとても示唆に富んでいて、勉強になるエピソードばかりでしたが、必ずしもトップアスリートにしかできないことではなく、とてもシンプルで、誰でも試せそうな身近な方法や考え方をたくさん伝授していただきました。
ぜひ本対談をご覧になった皆さんも、いつもとちょっとだけ視点を変えてみて、新しい価値観を生み出してみてはいかがでしょうか。