【開催報告】若者のメンタルウェルビーイング促進に向けた取組み
Z世代に向けた「こころの健康」に関するオンラインセミナーを開催
チューリッヒ生命保険株式会社は、若者の心身の健康を促進することを目的に、オンラインセミナー「オリンピックアスリート×こころの専門家 10代、20代から意識すると劇的に変わる!人生に役立つ自分のこころとの向き合い方」を5月14日(土)に開催しました。
本イベントは、チューリッヒ・インシュアランス・グループが注力分野とするメンタルウェルビーイング促進に向けた取組みの一つとして行ったものです。新型コロナウイルス感染症拡大の影響もあり、これからの社会を担うZ世代の「こころの健康」の維持がより重要視されるようになったことを受け、参加者がメンタルウェルビーイングを正しく理解し、今後心身を健やかに保つための一助となるよう開催しました。
当日は、ゲストスピーカーとして当社のスポンサードアスリートでカヌースラローム日本代表 羽根田卓也選手、元競泳日本代表 伊藤華英氏、子ども・若者のメンタルヘルス教育の専門家である国立精神・神経医療研究センター 研究員 小塩靖崇氏をお招きし、アスリートとして、一人の人として日々どのように自分のこころを保ち、メンタルウェルビーイングを大切にしてきたかについて、これまでのご経験や失敗談を交えながらディスカッションを行いました。
羽根田選手には、カヌーを学ぶため18歳の時に単身で渡ったスロバキアで感じた不安な気持ちとどう向き合っていたか、スポーツが人生を豊かにするツールであるという新たな価値観を得たことで起きたこころの変化などについて、ご自身の体験をもとにお話しいただきました。
参加者からは、「メンタルと聞くと精神論と捉えていたが、誰かが決めた『普通』に囚われない人生を送りたいと思うきっかけとなりました」や、「アスリートでさえ自分達と変わらない同じ思いをしているので、自分が特別弱いわけではないと思っていきたいです」など、今後の生き方を前向きに捉える声がありました。
主なディスカッション内容
カヌースラローム日本代表 羽根田卓也 選手:
カヌーを幼少期から始め、18歳で単身スロバキアへ渡った羽根田選手ならではの価値観や自分との向き合い方、これまで語られることのなかった現地で感じた不安な気持ちなども共有していただきました。またスロバキアではスポーツは我慢や忍耐が強いられるものではなく、むしろ”人生を豊かにするツールのひとつである”という、スポーツが担う役割に関する新たな考え方についても語られました。
元競泳日本代表 伊藤華英 氏:
現役を退いたからこそ感じる、選手を取り巻く環境についてお話いただきました。メンタルが弱っている時にこそ、選手にとって一番いい状態を一緒に考えてくれる指導者の存在が必要であり、また、勝つことがゴールではなく、選手の人生、スポーツを取り巻く環境に目を向けた取組みがあれば良かったと現役時代を振り返られていました。
国立精神・神経医療研究センター 研究員 小塩靖崇 氏:
登壇者お二人の経験やエピソードを客観的に考察いただきました。こころの状態の変化は一般人・トップアスリートに差はなく、誰にでも起こり得る現象であること、こころの状態をいかに敏感に察知し、心地良い状態を保っていくことが重要であることについてお話いただきました。
実施概要
オリンピックアスリート×こころの専門家
10代、20代から意識すると劇的に変わる!人生に役立つ自分のこころとの向き合い方
- 開催日:2022年5月14日(土)19:00~20:00
- 実施形式:YouTubeライブ配信
- 対象:若者を中心とした全世代、メンタルウェルビーイングに関心のある方
- 視聴URL:https://youtu.be/xllfUCjix44
チューリッヒ・インシュアランス・グループでは、メンタルウェルビーイングを注力分野の一つとして捉え、様々な取組みをしています。2021年9月には、Zチューリッヒ基金※が世界中の若者の心身の健康を促進することを目的に、ユニセフと3年間のパートナーシップを締結しました。
今後もチューリッヒ・インシュアランス・グループは、メンタルウェルビーイングの課題へ取組んでまいります。
- Zチューリッヒ基金(Z Zurich Foundation)は、チューリッヒ・インシュアランス・グループ傘下の各社が出資する財団法人で、支援が必要な地域・コミュニティに対する資金援助や支援活動の推進に取組んでいます。